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性感染症(STD)・おりもの・デリケートゾーンのかゆみ

内診を希望しない方は、内科で(尿・血液検査)で性病検査ができます。
内科は、男性・パートナーの方と受診いただいて問題ありませんので、安心して受診ください。

MeDaCaアプリについて

MeDaCaアプリについて当院では、MeDaCaアプリを導入しています。
MeDaCaアプリとは、検査データや処方箋、健康診断書といった身の回りにある医療情報を収納できるアプリです。MeDaCaアプリを使うと、検査の結果をわざわざクリニックに聞きに来なくても、アプリからご自身で確認することができます。

当院では性感染症(STD)検査結果(自費)のお知らせに利用できます。
(医師の指示がありご利用いただく場合もあります。)
性感染症(STD)検査(自費)をご希望の方は、受診前にMeDaCaアプリのダウンロードをおすすめします。

 

性感染症(STD)とは

性感染症(STD)とは、性行為で感染する病気の総称です。最近では10代から20代や50代以上の患者さんも急増しています。性感染症の中には、症状がはっきりと現れず、検査をするまで感染が分からないものもあります。性感染症の中には、症状が進行すると不妊になってしまうものもあるため、気になることがある場合はクリニックを受診しましょう。

『恥ずかしい』『婦人科や泌尿器科は行きづらい』と感じる方も多いと思います。当院では内科で内診のない性感染症検査を行っています。『つきあう前』『ご結婚前』などパートナーと一緒に受診される方も少なくありません。性感染症の検査結果(自費)はMeDaCaアプリでお知らせしますので、クリニックに来なくて検査結果がわかります。治療が必要な時だけ受診すればいいです。

生理中だと正しい結果がでない場合があります。生理後の検査をおすすめします。

性感染症の予防にはコンドームの使用が必要です。最近ではオーラルセックスによって口腔・咽頭内に付着した細菌が原因となる性感染症も問題となっています。

性感染症の潜伏期間を過ぎてもまったく症状がでない(気づかない)こともありますので注意しましょう。喉に感染しし、尿道に感染しないと症状がでないこともありますし、喉に感染しても症状がでないこともあります。

性感染症(STD)は早期治療が肝心です。卓球のラリーのように、お互いに病気をうつしたりうつされたりをくりかえすことをピンポン感染といいます。パートナーとの性的接触によるピンポン感染を防ぐためにも2人同時に治療をすることも必要です。


クラミジア

クラミジアとは、「クラミジア・トラコマティス」という細菌の一種であるクラミジアに感染することによる感染症です。潜伏期間はだいたい1週間から3週間程度です。感染後24時間以降から検査ができます。

主症状に女性ではおりものの異常や不正出血、男性では排尿時痛がありますが、ほとんどの人が無症状で感染に気がつかず放置してしまうことが多いです。潜在保菌者が性行為をすることで、感染者が急増していると考えられます。感染すると、男性は尿道炎、女性は子宮頚管炎、子宮付属器炎などを発症します。放置したままで卵管周囲に炎症が及ぶと癒着や、卵管閉塞、卵管狭窄などが生じ不妊症の原因になります。また、子宮外妊娠の原因になるとも言われています。性行為の多様化により感染者数が増えており、世界的に若者の感染者が最も多い性感染症です。

女性の場合は、腹痛や不正出血の原因がクラミジア感染症であることも少なくありません。当院では性感染症を見逃さないように、問診から必要な検査を行っております。

クラミジアの診断方法

男性の場合は尿検査(PCR検査)、血液検査で調べる方法(抗体検査)があります。女性の場合は尿検査(PCR検査)、頚管を綿棒で擦り採取した頚管上皮細胞でクラミジアの有無を直接検査する(PCR検査)と血液検査で調べる方法(抗体検査)があります。PCR検査で陽性の場合は感染性がある(パートナーに感染する可能性)ため、必ず治療する必要があります。抗体陽性の場合は、過去に感染した場合も陽性となります。過去にクラミジア感染症の治療歴がない方は治療をおすすめします。

下腹部痛などの症状があれば治療の対象となる場合があります。

オーラルセックスで咽頭(のど)の感染が心配な方は男女ともにうがい液の検査があります。保険診療ではどれか1つの検査方法しか適応されません。性器やのどなど複数部位の感染が心配な方や色々な性感染症を調べたい方は性感染症検査(自費)だと同日にすべて検査できます。検査は自費になりますが結果はMeDaCaアプリでお知らせできます。

※その他の検査方法として尿や膣分泌物でクラミジア抗原検査がありますが、PCR検査の方が正確ですので、当院ではPCR検査を行っています。
※PCR法とは、検体の微生物DNAの有無を検出する方法です。
※咽頭(のど)の検査をご希望の場合は、検査前1時間は飲食、うがい、歯磨き、ガムをかむなどはしないでください。
※当院では内科(内診なし)でクラミジア感染症の検査ができます。

男性、女性どちらの検査も可能です。 治療もできます。

クラミジアの治療法

マクロライド系、テトラサイクリン、ニューキノロン系などの抗生物質を内服します。感染により抗体はできますが、繰り返し感染するのでパートナーと一緒に治療する必要があります。治療後、3週間以降に治癒しているかどうか再検査します。治癒確認をしないで性交渉をしてしまうとピンポン感染(パートナー同士で感染しあう)の原因になりますのでご注意ください。

性器ヘルペス

性器ヘルペスとは、単純ヘルペスウイルス1型または2型の感染でおこる感染症で、外陰部に水疱やびらんができる疾患です。クラミジアの次に多い感染症です。ヘルペスウイルスは繰り返し感染します。初感染の場合、性行為から2~7日くらいの潜伏期の後、外陰部に痛みを伴う水疱が生じます。時に、足の付け根にあるリンパ節が腫れたり、高熱がでることもあります。再発性の場合は、過労や月経時などに外陰部に水疱が出現します。再発性の場合は軽症のことが多いです。

性器ヘルペスの再発を繰り返す方には再発抑制療法(1年に6回以上繰り返す方)やPIT療法(1年に3回以上繰り返す方)がありますので、ご相談ください。

性器ヘルペスの治療法

抗ウイルス剤の内服か、外用が基本です。(保険診療では内服と外用の治療は同日には行えません)症状によっては、炎症止めや抗生剤を投与する場合もあります。早めに治療したほうがよいので、おかしいなと思ったら早めに受診してください。

性器ヘルペスを何度も繰り返す方には別の治療法があります。

再発抑制療法:(1年に6回以上性器ヘルペスを繰り返す方)
バルトレックス(バラシクロビル)を1日1錠、1年間内服を続けます。1年経過したら、治療は終了です。その後の経過をみて治療法をご相談していきます。

PIT療法(1年に3回以上性器ヘルペスを繰り返す方)
PIT(Patient Initiated Therapy)は、患者さんが自分の判断で内服する方法です。再発したとき用に患者さんが内服薬を手元にもっておける治療法です。性器ヘルペスの初期症状出現後6時間以内にアメナリーフ1200mgを食後に1回内服(薬代は保険診療3割負担で約2300円程度)便利なようですが、再発の初期症状を正確に判断できる方にしか処方できません。妊娠または妊娠している可能性のある方、授乳中の方には処方できませんのでご注意ください。

淋病

淋病とは、淋菌という細菌による感染症で、セックスだけでなくオーラルセックスやキスでも感染します。淋菌の潜伏期間は2日~1週間であり、男性は尿道口のただれや、排膿、激しい排尿痛などが起こり、女性は黄色いおりものや外陰部の腫れ、かゆみなどが起こります。しかし、女性の場合は症状がほとんどない場合もあります。パートナーに淋病の症状がある場合は、ご自身に症状が無くても感染している可能性が高いため、必ず受診するようにしてください。淋病が進行すると、淋病性膣炎や子宮内膜炎、卵管炎などが起こり、強い腹痛が現れます。また、不妊や子宮外妊娠の原因にもなるため、できるだけ早期の治療が重要です。なお、淋菌が喉に感染すると、咽頭炎を発症します。クラミジア感染症と類似の症状だったり、クラミジア感染症の50%に淋菌が合併すると言われています。

※当院では内科(内診なし)で淋菌感染症の検査ができます。男性、女性どちらの検査も可能です。 治療もできます。

淋病の診断方法

男性の場合は尿検査(PCR検査)、女性の場合は尿検査(PCR検査)、頚管を綿棒で擦り採取した頚管上皮細胞でクラミジアの有無を直接検査する(PCR検査)があります。

オーラルセックスで喉(のど)の感染が心配な方は男女ともにうがい液の検査があります。保険診療ではどれか1つの検査方法しか適応されません。性器やのどなど複数部位の感染が心配な方や色々な性感染症を調べたい方は性感染症検査(自費)だと同日にすべて検査できます。検査は自費になりますが結果はMeDaCaアプリでお知らせできます。

PCR検査で陽性の場合は感染性がある(パートナーに感染する可能性)ため、必ず治療する必要があります。

※PCR法とは、検体の微生物DNAの有無を検出する方法で正確な検査法です。
※咽頭(のど)の検査をご希望の場合は、検査前1時間は飲食、うがい、歯磨き、ガムをかむなどはしないでください。

淋病の治療法

淋病の治療は、通常は抗生物質の点滴を1回行います。治りにくいこともあるため、必ず治ったかの判定を行います。治療後、3週間以降に治癒しているかどうか再検査します。治癒確認をしないで性交渉をしてしまうとピンポン感染(パートナー同士で感染しあう)の原因になりますのでご注意ください。

尖圭コンジローマ

尖圭コンジローマとは、HPV(ヒトパピローマウイルス)による感染症です。感染後3週間~3か月後に男性では、陰茎、女性では外陰部や、膣、子宮頚部、肛門周囲、尿道口に乳頭状に腫瘍(イボ状のできもの)ができる感染症です。米粒ほどの小さなものからカリフラワー状に大きくなることがあります。一般的に自覚症状はありませんが、大きさ、発生部位などにより痛みや、痒みがみられる場合があります。

尖圭コンジローマの治療法

液体窒素による凍結療法、電気メスでの焼却、基本的には外用薬(5-フルオロウラシル軟膏)塗布などが一般的です。わかりにくい場合は、一部のイボを切除して病理検査を行い、確定診断することもあります。イボができている部位や状態によっては、液体窒素による凍結療法や電気メスでの焼却などが必要となり他の医療機関にご紹介する場合もありますのでご了承ください。

25%程度は3ヶ月以内に再発すると言われています。

トリコモナス膣炎

トリコモナス膣炎とは、寄生虫のトリコモナス原虫が性交によって膣内に入ることで生じる膣炎です。潜伏期間は男性は10日前後、女性は5日~2週間前後です。トリコモナス膣炎になると、膣の自浄作用が低下するため、他の感染症にかかりやすくなり、放置すると様々な性感染症を合併するリスクがあります。症状は外陰部のかゆみや黄色や緑色っぽいおりものが現れるほか、おりものが泡状になり強いにおいを放ちます。外陰部のただれや膣からの出血を起こすこともあります。トリコモナス膣炎は進行すると尿道炎や外陰炎をおこし、排尿痛や歩行時の痛みを生じます。

※当院では内科(内診なし)でトリコモナス感染症の検査ができます。

トリコモナス膣炎の診断方法

男性の場合は尿検査になりますが、精度が安定しないのでパートナーが感染している場合は、治療をお勧めします。女性は尿検査やおりもの検査(顕微鏡で観察)になります。

トリコモナス膣炎の治療法

トリコモナス膣炎の治療では、膣内に挿入して使用するフラジール(メトロニダゾール)膣錠とフラジール内服薬を2週間程度併用します。膣錠だけでは尿路に侵入しているトリコモナス原虫の駆除ができないため、内服薬を併用します。
治療後3週間で再検査します。治癒確認をしないで性交渉をしてしまうとピンポン感染(パートナー同士で感染しあう)の原因になりますのでご注意ください。

梅毒

梅毒とは梅毒トレポネーマという細菌による感染症です。性行為で感染する場合と、胎児が子宮内にいるときに胎盤を通して感染する場合があります。性行為による感染では、約3週間で小豆大から示指頭大までのしこり(初期硬結)ができたり、陰部に痛みのない潰瘍、赤み(軟性下疳)、足の付け根のリンパの腫れがでます。男性では包皮や亀頭部に、女性では大小陰唇や子宮頚部などに好発します。4.5週間でバラ疹と呼ばれる赤い斑点がでてきます。梅毒は血液検査で診断できます。

※当院では内科で梅毒の検査ができます。男性、女性どちらの検査も可能です。 治療もできます。

梅毒の診断方法

感染の可能性がある行為から約1か月後に血液検査で診断できます。感染初期(1か月未満)は血液検査の結果が正しくでないこともあるのでご注意ください。

梅毒の治療法

ペニシリンの内服が基本です。症状により、2週間から2ヶ月間程度内服します。内服治療後、採血で経過をみます。治癒の判定の数値は個人によって違います。

AIDS(後天性免疫不全症候群、エイズ)/
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)

AIDS(後天性免疫不全症候群、エイズ)とは、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)がヒトの免疫細胞に感染することで引き起こされる病気の総称です。HIVに感染すると他の感染症を引き起こしやすくなります。HIVに感染している状態で23の指定されている代表的な病気のいずれかにかかった場合にAIDSと診断されます。

AIDS/HIVの治療法

AIDSは根本的な治療方法が存在しませんが、抗HIV薬を正しく継続して服用することで、AIDS発症を長期間にわたって抑制することが可能です。AIDSを発症しても死に直結するわけではないため、適切な治療を継続して行っていきましょう。当院では治療ができないので、診断した場合は医療機関をご紹介します。

デリケートゾーンの
かゆみ・できもの

デリケートゾーンのかゆみ・できもの陰部のかゆみ・できものと一言で言っても症状は様々です。強いかゆみに耐えられず、かきむしってしまうことで症状がさらに悪化し、その分治療にも時間がかかってしまいます。我慢しないで早めに婦人科を受診しましょう。特に女性性器のかゆみを起こす疾患のなかには、ほかの人に感染する性質をもっているタイプもありますので要注意です。

 
疾患名 かゆみの度合い おりものの状態 その他の特徴
カンジタ症 むずがゆい ポロポロして白色 皮膚は比較的硬く赤っぽくなる
白癬症 むずがゆい ポロポロして白色 遠心状の湿疹
トリコモナス膣炎 かゆみから痛みへ 黄白色の泡状 悪臭、皮疹が湿潤
尖圭コンジローム なし~むずがゆい 変化なし 多発性の乳頭状のおできができる
毛じらみ症 激しいかゆみ 変化なし 肉眼で毛じらみの成虫や卵が見える
疥癬 激しいかゆみ 変化なし 赤斑
ヘルペス感染症 かゆみから痛みへ 変化なし 米粒大の水疱が多発
接触皮膚炎 激しいかゆみ 変化なし 皮膚が赤く腫れる
外陰萎縮症 むずがゆい 変化なし 皮膚が乾燥
糖尿病 むずがゆい 変化なし 皮膚が乾燥
精神性疾患 激しいかゆみ 変化なし 引っかき傷による赤いただれ

おりものの異常

おりものの状態を見れば、子宮、腟の病気、女性ホルモンのバランスなどがわかってきます。普段から自分のおりものをチェックしておくようにしましょう。健康であれば、おりものは無色透明または乳白色でサラっとしています。排卵の頃は粘り気やにおいが強くなるのも特徴の1つです。おりものの色が黄色~黄緑色、その他、茶褐色だったり、悪臭(生臭さ)や甘酸っぱいにおいがするときは膣の病気の可能性もありますので、受診されることをおすすめします。

検査内容・料金(税込)

別途、初診料3,300円、
再診料1,100円がかかります。
MeDaCaアプリで検査結果を確認する場合は
再診料はかかりません。

性病単体での検査

クラミジア(尿orのど) 4,600円
淋病(尿orのど) 4,600円
クラミジア+淋病(尿orのど) 7,000円
トリコモナス(尿:鏡検) 5,000円
トリコモナス(尿orのど:PCR) 8,000円
マイコプラズマジェニタリウム(尿orのど:PCR) 8,000円
梅毒(採血) 5,000円
B型肝炎(HBs抗原orHBs抗体)(採血) 4,500円
C型肝炎(採血) 4,500円
B型肝炎+C型肝炎(採血) 7,000円
HIV(AIDS)(採血) 4,500円

コース料金

気になる箇所 詳細 料金(税込)

性器とのどが気になる
(性病ダブル(尿+のど)4項目)

【尿+のど】クラミジア、淋病 13,500円

性器とのどをしっかりチェック
(性病ダブル(尿+のど)8項目)

【尿+のど】クラミジア、淋病、トリコモナス、マイコプラズマジェニタリウム 23,000円

よくある性病をチェックしたい
(性病ベーシック7項目)

【尿】クラミジア+淋菌
【採血】梅毒、B型肝炎・C型肝炎、HIV
23,000円
よくある性病をチェックしたい
(性病血液ベーシック血液4項目)
【採血】梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV 16,000円
とにかく全部性病検査したい
(性病フルセット(内診あり)12項目)
【内診】クラミジア、淋病、カンジダ、一般細菌、トリコモナス、マイコプラズマジェニタリウム
【採血】梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV
【視診】尖圭コンジローマ、性器ヘルペス
※オプション:【採血】A型肝炎3500円(アナルセックスする方)
36,000円
パートナーが変わった・結婚前に一緒に調べたい
(性病ペアセット:パートナーと2人で検査、性別問わず・ピンポン感染予防のお得なセットプラン)

【尿+のど】クラミジア、淋病、トリコモナス、マイコプラズマジェニタリウム、
【血液】梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV
68,000円
(診察料込/2人分)