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シミ・くすみ(ケミカルピーリング・ハイドロキノン)

お肌のお悩み
(シミ、くすみ、そばかす)

お肌のお悩み(シミ、くすみ、そばかす)

シミは肌の表面に色素が沈着してできる5mm程度の斑点です。シミには種類があり、代表的なものを挙げると、加齢や紫外線によって発生する「老人性色素斑」、ニキビや摩擦などの炎症によって発生する「炎症後色素沈着」、ホルモンバランスの乱れが原因となって顔に左右対称に発生する「肝斑」などがあります。シミにお悩みの方は、ほとんどの場合でこれらが混在していることが多いです。

くすみは顔全体の肌のトーンが暗く見える状態のことで、角質の新陳代謝の低下によって角質が分厚くなることで起こります。そばかすは、2~3mm程度の斑点で、多くの場合で遺伝的な要因によって発生するとされています。

そばかすは鼻の周りや頬に出やすく加齢とともに薄くなるという特徴があります。

このようにシミやくすみ、そばかすはそれぞれ原因が異なる場合があるため、それぞれに合った対策が必要です。

予防法

予防法

シミとそばかすの予防は、メラニン色素を増やす原因となる「紫外線を避けること」が有効です。外に出るときは日傘や帽子、日焼け止めクリームを使用して、紫外線対策をしましょう。また、日焼け止めクリームは数時間おきに塗りなおす必要があります。自分に合った肌に負担の少ない日焼け止めクリームを選びましょう。

くすみの予防は、適切なスキンケアを行い余分な角質を取り除くことで、肌のターンオーバーの周期を本来の28日に戻していくことが重要です。

当院がお勧めする日焼け止め(税込)

U・Vlockスプレー (サンソリット)
※きめ細かいスプレーなので、重ね塗りしやすいです。
90g/1,980円
セルニュープラス UVクリーム(セルニュープラス)
SPF50+ PA++++ UV耐水性★★
35g/3,300 円

保険が適用されない治療(自費診療)

ケミカルピーリングについて

ケミカルピーリングとは、表皮の死んだ角質を取り除き、基底細胞を活性化するために表皮にある毛細血管からの酸素や栄養分を十分に補給できる状態を作り出すことを目的とした方法のひとつです。当院ではサリチル酸マクロゴールでケミカルピーリングを行っています。

ケミカルピーリング料金表

部位 1回
9,500円
顔+首 12,000円
顔+デコルテ 13,000円

※別途初診料3,300円(税込)、再診料1,100円(税込)かかります。
※前回の施術から60日以内の場合は再診料はかかりません。

ケミカルピーリングのよくある質問

ケミカルピーリングって角質がとれるって本当ですか?

当院のケミカルピーリングはサリチル酸マクロゴールで古い角質をやわらかくし、剥離を促し皮膚再生(ターンオーバー)を正常に戻します。正しい洗顔を継続していると、だんだん毛穴はひきしまってきます。定期的にケミカルピーリングを取り入れることで、短期間に肌のターンオーバーを正常に戻すことができます。

ケミカルピーリングのデメリットはありますか?

ケミカルピーリングでは、施術中にピリピリとした痛みが生じるほか、副作用として施術後に赤みや皮剥け、乾燥、肌荒れなどが起こります。また、一時的にニキビや毛穴が悪化したり、効果を発揮するためには複数回の施術が必要な点がデメリットとして挙げられます。また敏感肌の方や肌に炎症がある方は、ピーリングの施術自体が向かない場合もあります。

ケミカルピーリングの効果はすぐに現れますか?

ケミカルピーリングは、治療する病気や状態、使用する薬剤やその濃度によって効果が出るまでの期間に違いがあります。また、個人差が大きく、年齢の違いや、治療時の皮膚の状態によっても、効果の発現時期が様々です。治療のためには、すぐに効果が出なくても治療を継続していくことが重要です。たとえばサリチル酸マクロゴールを用いたニキビに対するケミカルピーリングでは、治療直後から効果が出やすく、毛穴からの皮脂が出やすくなり、膿をもったニキビは自然に破れます。治療は基本的に2週間に1回程度の割合で行い、継続することで徐々に新しいニキビができにくくなり、改善していきます。また、シミに対するケミカルピーリングでは、効果が出るまでには数ヵ月から年単位の期間がかかることが多いため、イオン導入など他の治療法との併用が効果的です。くすみに対するケミカルピーリングでは、サリチル酸マクロゴールを使用した場合に、4~5回程度で効果が出てくるとされています。ピーリングとイオン導入(ビタミンCやトラネキサム酸)を併用すると治療効果が高まりますので、当院ではケミカルピーリング当日にイオン導入をお勧めしています。更に美白注射や白玉点滴を行うとさらに効果が期待できます。治療効果を高めるために当院ではホームケアとして、ビタミンCローション、ハイドロキノンクリーム(4%)やトラネキサム酸(5%)ローションのご使用をおすすめしています。

イオン導入について(ピーリング施術同日のオプションのみ)

ピーリングとイオン導入(ビタミンCやトラネキサム酸)を併用すると治療効果が高まりますので、当院ではケミカルピーリング当日にイオン導入をお勧めしています。

イオン導入料金

ビタミンC 1回 3,500円
トラネキサム酸 1回 4,000円
ビタミンC+トラネキサム酸 1回 6,000円

ハイドロキノンについて

ハイドロキノンとは、メラニン色素の合成に関わる酵素の活性を抑制し、メラニンの産生細胞そのものを減少させることで、シミを漂白する成分です。ハイドロキノンはもともと節足動物や植物に含まれる成分の1つです。ハイドロキノンは米国で20年以上前から美白材として用いられている成分で、日本でも平成14(2002)年に認可されました。

ハイドロキノン料金

ハイドロキノン4% 5g 3,500円

ハイドロキノンのよくある質問

化粧品と病院で処方されるハイドロキノンの違いはなんですか?

日本の化粧品に配合できるハイドロキノンの濃度に関しては今のところは規制がないため、ハイドロキノンの濃度に関しては、化粧品として購入できるものと病院で処方されるものに違いはありません。高濃度のハイドロキノンを含む化粧品を購入することが可能です。しかし、ハイドロキノンには細胞毒性があり刺激が強く、高濃度のハイドロキノンには発がん性が指摘されているため、医師の処方に基づくハイドロキノンを使用する方が安全です。ご自身でご購入される場合は、使用方法などをしっかりと確認してから使用するようにしましょう。

一般的な使用方法

ハイドロキノンは、濃度が高くなるほど漂白作用が高まりますが、一方で副作用の出現頻度も高くなるため、漂白作用と副作用のバランスを考えると、4%程度のハイドロキノンが推奨されています。当院でも4%のハイドロキノンクリームを処方しています。しかし、肌の状態は個人差が大きいため、4%よりも低い濃度が合う人や、高い濃度が合う人もいます。また、シミの治療の場合は、ハイドロキノン単体では治療効果が得られないため、ビタミンA(レチノール)誘導体のトレチノインと併用することが必要になります。なお、今のところトレチノインは病院でしか購入ができません。(現在当院ではトレチノイン酸は取り扱っておりません。(2025.4現在)

ハイドロキノンはずっと続けて使えますか?

ハイドロキノンは継続使用すると肌に耐性ができてしまい、効果が得られなくなることがあります。そのため、ハイドロキノンは効果が出たところで1度1ヶ月ほど治療を休止し、その後また再開するというサイクルで治療を行っていきます。

ハイドロキノンの副作用の赤みはいつまで続きますか?

ハイドロキノンは美白効果が高い一方で、お肌への刺激が強いため、副作用として赤みが出ることがあります。この赤みは、赤みのピークから2週間程度で徐々に落ち着くとされています。赤みが強い場合は、使用を控えたり、冷やしたりなどして、様子を見てください。